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ゆとり教育の結果

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これは平成14年のアンケート調査ですが、このような親の思いの中で行われてきたゆとり教育。

さて、結果は?

●「ゆとり教育」、高校生も学力向上=文科省
 文部科学省は13日、「ゆとり教育」を掲げ学習内容を削減した現行の学習指導要領で学んだ高校3年生を対象に、初めて実施した教育課程実施状況調査(学力テスト)の結果を公表した。旧指導要領下の前回調査(2002年と03年)に比べ、同一問題での正答率が多くの科目で上がった。学習意識の質問では「勉強は大切」と答えた生徒の割合も増加した。
 学力低下を招いたと指摘される現行指導要領だが、小中学生対象の学力テスト(04年)に続き、正答率は改善傾向を示しており、文科省が授業時間増などを柱に進めている指導要領の改定作業にも影響を与えそうだ。

『「ゆとり教育」で、学力が一概に低下したとは言い得ない』と言わんばかりの発表である。
何か違和感を感じていたのですが・・・・

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この発表を報道のミスリードとし、結果は学力の二極化であると分析しているブログ [1]があったので紹介します。

気になるのは、文科省が「この程度はできてほしい」と設定した予想正答率との比較では、予想を上回った問題数は31%(前回27%)、同程度が29%(同24%)、下回ったのが40%(同49%)で、前回より改善傾向がみられたものの、3教科6科目では予想正答率を下回った問題数は約半分以上に及び、決して改善の兆しと、ひとまとめに括れない結果であった。あえて言えば、報道のミスリードといっては言い過ぎであろうか。

また得点分布で2つの山ができる学力の二極化傾向が顕著になっており、学力改善はトップクラスの学校だけで、それ以下の高校では勉強時間の減少は続いており、正解率が下がったままであるとの見方もある。

 今回の結果だけでは、「ゆとり教育」の結果が、そのまま学力低下につながっていないのではないかと短絡的に結論できないのは、「ゆとり教育」の影響が成績上位層と下位層の二極化をもたらした現象が浮かび上がらせたことで、やはり「ゆとり教育」に原因があることが明かになったからである。

子供を持つ親の実感として、学校の授業数が少なくなった為、塾等での補強を考える親も居れば、何もしない親も居るでしょうから、「確かに学力の二極化はすすむわ」って納得です。
冒頭のグラフがまさにこの心情を表してます。

ここで着目したいのは、学力の二極化によって何がもたらされたかです。

それは、活力衰弱

ではないでしょうか?
無気力、無関心どころか、無表情、無反応・・・・「虫になる子供達」まで出現しています。
イジメ問題も同一線上にあると考えられます。

昨今、話題になる市場における「貧富の格差拡大」もある意味二極化であり、こちらで起きている活力衰弱と同じ構造にあると思います。

社会に起きている潮流がそのまま子供達に転写されている現象の一つでしょうか?

[2] [3] [4]