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こどもたちによる子供たちの国 ~Kidzania ~?!

kidzania02-thumb.jpghttp://www.kidzania.jp/top.html
昨年10月5日にオープンした、キッザニア東京(キッザニアとうきょう、Kidzania Tokyo)が、開館から現在まで、入場申し込み(インターネット予約)がなかなか出来ないほど子供たちの人気を集めているようです。 😛

この、「キッザニア東京」どんな施設かというと、東京都江東区内にある、仕事体験型の商業施設。基本的には2歳~12歳の子供が仕事体験でき、大人は連れて来た子供たちの同伴のみが可能で、一緒に仕事体験はできないようになっています。 😯 (子供たちが仕事体験をする間、施設内のテレビ・雑誌・インターネットが完備された「保護者ラウンジ」で子供たちを待つ)

キッザニア東京のHP [1] をぱっと見た印象は「こどもが主役の街。キッザニア!」とキャッチがつけられているとおり、大人に同化し、その真似をしながら仕事=役割充足を体感することが難しい都会の子供たちが、当事者として参加できるからこれだけ人気が出たのかな?という感じを受けました。(田舎の農業体験も、都会の職業体験もお金払ってやるのが基本なんですね~最近は・・・)

そして、職業体験を通して、「自分たちにもできるんだ! :tikara: 」という成功体験充足 、そして、労働の報酬として、(この国だけで使えるキッゾという通貨でよって商品と引き換える事での)消費充足 があるようです。

以前、仕事の報酬で得たキッゾを使ってお菓子を買った子供が「自分で働いて稼いだお金で買ったおかしだからすっごくおいしいです ってうれしそうに菓子をほおばる映像をNEWSで見かけた事があります。かわいいなぁと感じる反面、みんなの役にたつという充足が、消費充足として表現されていることに違和感でした。それは、職業体験施設であり、都市消費者を育てる施設のようにも感じられたからかもしれません。 🙁

そして、よくよく考えてみると、アトラクションで学べるのは成功体験、うまく出来て当たりまえの体験でしかありません。色々失敗してみんなの役に立つことを学んで行くことをすっ飛ばして、即時的な体験充足のように感じます。

現実の圧力が無いので。ヴァーチャル体験。本当に役に立つのこの体験?
即時的な体験充足にしないために、社会の期待に応える仕事の充足を伝える大人の導きが必要なのでしょうね。

実体験的には、こんなややこしい施設作る前に、「子供は週のうち2~3日 :tikara: 働いてそのお金で、学費を払う」って決めて、子供が働ける仕事作ったほうがいいんじゃないかなあと思います。

「こどもたちによる子供たちの国 」であるためには、外圧に応える力を身につけさせる仕組みをどう実現させるかが大人の役割なのでしょうね。

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