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いじめ・・・子ども達のリアルな声⑤

 【~子供たちの自我はどうなっているのか?~】 
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NHKの『金曜かきこみTV』の『いじめ掲示板』 [1]
に書き込みされている子ども達の声を再度取り上げてみました。

その掲示板の中の
『いじめを考えよう特番』 [2]

『ポイント1:子ども達のいじめをする理由』 [3]
の掲示板から拾い上げてみました。

◆【子ども達自身が語るいじめをする理由】◆をまとめると

★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★
①楽しいから              
②ストレス発散(ストレスがあるから、イライラするから、腹いせ)            
③むかつくから。いじめられる人の自己中                        
④自己防衛(自分をまもるため。いじめられないようにいじめる。安心感を得るため)
⑤寂しい、心が弱い                                     
⑥優越感。見下すため                                    
⑦理由なし。いじめの認識なし。いじり。                         
⑧仲間迎合(みんながしているから。みんなに合わせるため。)            
⑨親のせい                                          
⑩退屈しのぎ。刺激がほしいから。                            
⑪自分の悲しみの裏返し。                                
⑫集団生活だから。異端を排除するため。
 
★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★:★

でした。

子ども達は、生まれながらにして、(訂正します。→)すべて、(特に親、その中でも母親))に同化しようとします。その同化過程で自己中になっていきます。(幼稚園くらいになると、わがまま放題で、子育ても大変ですね。今のいじめ世代の子供たちの自我はどのようになっているのでしょうか?

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いまの社会状況を考えると、みんな豊かになり、お金やものを獲得する圧力がほとんどなくなり、それに変わる圧力が明確に見えない状況です。

圧力もないから、活力もでず、子ども達の意識が収束するか?というと、親も先生も大人たちもはっきりと答えられない気がします。たとえば、『なんで勉強するの?』『なんで友達を大切にするの?』と問われれば、私たち大人は迷ってしまいます。

そのような状況において、家庭は、どんどんと核化してその内実を隠蔽する『密室化、個室化、個別化』してます。密室化すれば、子どもの教育機能は親、特に母親にて全て担われ、本来の社会規範や集団規範を教えることが不可能で、その中で育った子供たちは、己の自我(自己正当化・他者否定の意識)の制御がきかない状況に陥っているようです。

 社会が混沌とする中に、子ども達がいち早く、仲間とか友達に収束先を見出し、収束していったのは、ここ10年くらいでしょう。とりあえず、目先の友達に合わせる『相対優位の守りの自我』という構造がありそうです。そこに縛られ、脅迫観念化した『仲間第一の価値観』は、自身を苦しめ、もっとも信頼の置ける表層的であが友達関係にはまる』ことになりそうです。

 しかし、子どもたちの自我は制御されているのでしょうか?仲間第一といっても、共認圧力で封鎖されているとはとても思えません。むしろ、周りの共認圧力が希薄で、共感すらできない、劣化した状況だと私は思っています。

まともにものを考えて、いじめに対して戦っている生徒たちは、一部のいじめる側の一握りの自己中の連中によって

『はぁ?オメェに関係ねージャン。』

と、一蹴されて、口を閉ざしてしまう。
自分に塁が及ばなければいい [4]
と考え、自分がいじめられないように、いじめに加担するか、傍観する状況なのでしょう。

この
NHK『金曜かきこみTV』『いじめ掲示板』『いじめを考えよう特番』『ポイント1:子ども達のいじめをする理由』 [2]
からも見受けられるとおり、【どっち悪いか?】』という価値観で、子ども達が洗脳されていることに気づきます。
  『両方とも悪い。』という意見もありますが、善悪判断ではいじめは解決しません。受験、体育祭などの別の課題があるとあっという間にいじめが消え去ります。圧力がかかれば、子ども達もまっとうに課題に向い、本来の共認・観念機能を十分発揮して、現実に、向かいます。ようは、同類圧力をいかに高める課題を子ども達に課題化するか?その圧力の高まりは、どんな課題でもいいはずで、まずは、『私権圧力に変わる圧力=同類圧力』をいかに作り出すか?が課題になると思います。。。。! 

そんなこと考えています。さて、見ていった子ども達の声を下記に上げておきます。参照下さい。♪♯♭


「ストレス発散ができるから」
「優越感が得られるから」
「遊びと同じで楽しいから」
「自分を守るためにやっている」
「ほかの人からいじめられないように、いじめを起こす」
「いじめられる側にも悪いところがあるから」
「生徒のストレス(学校からの補修や先生からの無視、座禅(私立の例))がたまってる。ストレスのせいでいじめが発生」
「寂しいとか、人生に満足していない。 家に帰っても、親が居なくて寂しいとか、兄弟が居なくて寂しいとか、学校に行っても面白くない 。人をいじめて、気を紛らわしたいから」
「人をいじめる人は多分寂しい人だと思う。」
「上を行きたいだけなんです。」
「どんなことをしてもただ人の上を行こうとして人を傷つけ」
「楽しんでいるだけなのではないでしょうか。八つ当たりにも近い」
「 みんなとあわせて安心するため。みんなと一緒にいじめをしていれば、自分がいじめられることはまずない。みんなとあわせていれば、仲間はずれにされることはないから…。私は安心感を得るためにいじめをしています。」
「理由なんか関係ないと思う。ストレスの発散や優越感がえられるからなんてありえない。」
「前いじめられたから」
「楽しいから」
「ムカツクから」
「かわいいから」
「ストレス解消やムカつくからと言う理由」
「いじめないと自分がいじめにあうなどいやいややっている」
「退屈しのぎ」・・・自分自身の悲しみの裏返し。
「いじめを受けたくないという逃げの想い。」
「何のこともない友達に見捨ててほしくないという弱い想い」
「ちょっとキモいから」「なんかうっとうしい」そんな、「なんとなく」根拠のないいじめ。
「やっぱりストレスが大きな原因。自分のストレスを自分よりも弱い相手にぶつけて優越感を得てストレスを発散するのです」
「自分がいじめられて、そのストレスを・・・人に押し付けてしまったりしました・・・」
「嫌っている」ではなく、「暇だから」・「イライラするから」
「弱い人が弱いと思われたくないので、強い人のフリをして、いじめをしてしまうと思います。」
「ねたみ」
「いじめる事に理由なんてなくね?」
「いじめの理由の一つは嫉妬じゃないか?頭がいいから。運動神経がいいからetc・・・そういう奴に嫉妬して、俺一番な奴がそいつをいじめる。」
「嫉妬。嫉妬心をいじめにぶつけるんです。」
「私はいじめられてる側も悪いと思います。昔クラスであったいじめですが、注意しても自己中心的な態度を変えず、じょじょに避けられるようになっていったT君。それでも自己中心的態度を取り続けたため、それが回りに否認され、嫌がられ、避けられ、嫌がらせ=いじめえと発達していきました。」
「何も、刺激のないこの世の中で、刺激を楽しみたかったのでしょう。」
「ちょっとしたことでも、なんの理由でもいいから、刺激が欲しくて・・・自分達の不満をぶつけたいだけんです。」
「いじめだと思っていないからじゃないでしょうか 」
「いじめって、はっきり言って、楽しいんですよ。反応を見るのが楽しい。」
「今考えたら心が渇いていたんだと思うよ。」
「原因・・・??そんなの改めて聞くことじゃ無いと思う。
「親がちゃんとしてないから、子供にも影響が及ぶ。」
「わたしは、いじめられる側に原因があると思う。その人が変わった行動したりとか。」   
「例えば独り言いってる人とか・・・」
「自己ちゅーな人とか・・・」
「私はいけないことだと思うけど、みんなにあわせなっかたら自分がどうなるかわからない・・・。だから見てみぬふりをしてしまう・・・・・・。」
「みんながしているから」
「内心楽しんでしまっていたんです」

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などなどです。

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       ◆◆◆春ですね。♪♪♪◆◆◆:
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私たち自身、大人も同じく変わっていかなければ、なりませんね。

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