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子供達のリアルな声・・・・・・・④

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副題《周りは自己中だらけ》
またまた金曜書き込みTVで「いじめを考えよう」という掲示板の中で「大人に相談できない子どもたち」というテーマを取り上げてみます。http://www.nhk.or.jp/kktv-rb/bbsc/ijimem/3/page001.html [1]

◇ 12 大人に言えない理由は… ナギ 中1 女 岐阜県
まずは、親に言えない理由。
心配でもされて、先生に言われたらたまらない。
先生に知られたら、自分をいじめている人を怒るでしょ?
そうしたら、
「お前、チクッただろう?」
と言われて、
もっと、もっといじめられるから………。
大人が
「子供を守ってみせる。」
と言っていますが、私はその言葉を絶対信じない!!
守れるわけがない!!絶対に…!!
本格的ないじめなら、本格的ないじめのリーダーなら…大人を怖がらないから………!!!!
私は大人を信じない!!絶対、絶対信じない!!!!

◇43 絶対無理 猫リン 中2 女 福岡県
絶対に、話せない。
第一、話したって何か変わるの?
もっといじめはひどくなる一方。
先生も、親も、何一つ分かってない。
もう、今のいじめは昔とは違ってる。
先生や親が考えてるような甘ったるいものじゃなくなってる。
先生、親に言っても絶対に解決になんて繋がらない。
先生はよく、「話し合いなさい」みたいなことをいうけれど、本当にそんなことでいじめがなくなるなんて思えない。
所詮エスカレートするのがオチ。
絶対私は、話すことは出来ない。

この二つの例からは話すより先に先生や親に対する「否定視」が感じられます。
その「否定視」からどうにもできないという「不可能視」へ繋がっているのだと思います。
《いじめ》のことだから話せないと言うよりも、幼いうちからもともと分かり合えていない関係だった。
だから《いじめ》の相談などもっとできないという感じを受けます。

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◇13 話さないじゃない話せない 13ムック 中3 女 群馬県

学校の先生に話す。それってすごく勇気がいることで、勇気の裏に恐怖があって・・・
親に話せば「何で?」とか言って問い詰められたり、逆に辛い想いをさせてしまったり・・・
私も以前、先生に話したコトがあって、でもその先生に「何をして欲しいの?」って聞かれた。
そんなの答えられない。ただ、話を聞いてくれるだけでもいいのに、何かを求められても答えられないのに・・・
その先生は、私をイジメていた人達をしかりました。
でも、それって何か違いませんか?私は、その子達にうわべだけの誤りなんてして欲しくないのに・・・
だから、先生は信用出来ない。だけど、親は違う。
話を聞いてくれるだけだったり、一緒に泣いてくれたり。
黙っていても分かってくれるのが親だから黙っていてもしょうがないのだと分かった。
話した方が楽になることもあるのだから・・・
だから、勇気を持って話せばいい。

◇81 『弱気じゃだめだよ!』・・・なんだそれ。  蔵独活 中1 女 宮城県
いじめられてた経験上、親に相談しても、無意味です。
一度、『学校に行きたくない・・・。』と親に訴えた事があります。
親は必ず『弱気になっちゃだめだよ!ツライかも知れないけど、それを頑張って乗り越えなきゃ!!どんどん落ち込んでそうやって休んだりしちゃぁ、きりがないよ!?そこで、負けなんだよ??』

私は、口では『うん・・・・』といったけれど、心の中では、『・・・・なにそれ??そんなの心に響く言葉だとでも思ってるの??』
と、思いました。
負けが何?頑張らなきゃ??
いつでも、我慢してがんばってますよ。
親はただ、カッコイイこと言って、守ってるつもりなんですかね?
素晴らしい親ぶってる様にしか、見えません。

◇64 何もできなくても良い。 はちのぢ 中3 男 佐賀県
親には何もできなくても良いから子供の話を聞いてあげて、心の捌け口くらいにはなって欲しいと思います。
話すのと黙っているのとでは心に掛かる負荷が違うと思う。
辛くなったら頼れる人に頼った方が良いと思うから・・・。
子供は子供らしく、無理しないで頼っていいんだと思います。

◇65 先生達は。  咲蘭 中2 女 北海道
先生って言うのは私達いじめられてる人たちのためじゃなくて、学校のためにいじめをなくしていると思う。
学校に傷をつけたくないから。
私は先生に「小さいことでも言え」といわれました。
でも、言ったって結局何もしてくれませんでした。
絶対に生徒のためじゃない、学校のためになくしているんだ。
私はそう思います。

これらの例からは、《いじめ》と聞いて先生なら「やばいなとか・・」
親なら「原因は誰だ・・」とか「どうしたらいいか・・」とか動転する姿が浮かんできます。
私もそうでした。
子どもの話を聞いただけで一人では解決できないといって、すぐに学校に乗り込んでしまう親達の気持ちもわかります。

>勇気の裏に恐怖があって・・・
親に話せば「何で?」とか言って問い詰められたり、逆に辛い想いをさせてしまったり・・・

この恐怖感は「自分の想いは誰にも最終的にわかってくれない」という危機感からくるのだと思います。
もしかしたら本人にとってそれは死よりも怖いのかもしれません。
親の期待も裏切りたくない。見捨てられたたくない。といってもうこれ以上傷つきたくないからそうっとしておいてほしい。
でも本当は先生にも親にもわかってほしいという気持ちがあります。

だから親や先生はすぐに方法論に走る前に、子どもたちの気持ちをまず聞いてわかることが重要だと思います。もちろん学校の立場とか親の立場を考える前にです。
人と人が分かり合えないなんて最初から思ってしまうこと自身、ほんと人としておかしい。

結局、先生(学校)も親《家庭)も子どもも 《自己中》だらけなんですね。
先生も親も子どももまず自分が傷つきたくない。はけ口として誰かいじめる対象がいる。そんな(人でなしであること)を認めるところからだと思います。

>tennsi21

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