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「一人暮らし」が「夫婦と子供」抜く~’07年の世帯数推計~

読売新聞 2007年02月18日 朝刊一面に載っていました。 😯
以下引用です。

 一人暮らしの世帯数が今年、夫婦と子供で構成する 「標準世帯★」を初めて上回る見込みであることが、特報堂生活総合研究所(東京)の報告書で明らかになった。

高度経済成長期以降、多数を占めていた「夫婦と子」世帯が、標準でなくなることになり、社会保障や税制など国の様々な制度や施策の早急な見直しが迫られるのは必至だ。

 国立社会保障・人口問題研究所が2003年に出した「世帯数の将来推計」をもとに、生活総合研究所が、05年の国勢調査の結果を補足して分析。

人口問題研究所の将来推計では、05年は「夫婦と子」世帯と単独世帯の差は45万世帯だったが、同年の国勢調査ではその差が19万世帯に縮まっていた。
生活総合研究所の推計によると、07年の「夫婦と子」世帯の1449万世帯に対し、単独世帯は、それを13万世帯上回る1462万世帯となる。2025年には単独世帯と「夫婦と子」世帯との差は516万世帯に広がる見通し。

 標準世帯は、国の家計調査などで「夫婦と子2人」としているが、生活総合研究所は、「夫婦と子」世帯と定義している。
その数は1980年には全世帯の42・1%を占めていたが、今回の推計では07年に29・2%に落ち込むとしている。

金子勝・慶応大教授(財政学)の話
「国は早急に、個人を基準にした制度を作る必要がある」

★標準世帯 
家計調査では69年から「夫婦と子2人で、うち収入のある有職者が1人」の世帯と定義している。
最近は、「世帯数の将来推計」にある家族類型のうち、子供の数に言及しない「夫婦と子」を指すことが多い。

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これはまさに、家庭への収束力が落ちている 🙁 現象ですね。

嘗ては、いい大学→いい企業→いい女(男)→幸せな家庭と“家庭”が幸せな人生の最終目標になっていました。
しかし、現在の家庭は・・・というとこのブログでも度々取り上げられているように、様々な問題が噴出している現実に、徐々に第1の目標足りえなくなってきています。

問題を挙げるだけでも、夫の(今では妻も)DV、子育て不安、幼児虐待、不登校、いじめ問題、親の子殺し、子の親殺し・・・今思い当たるだけでも問題だらけです。そして、その解決の目途が全く立っていない・・・つまり、家庭を持つことによる困難課題ばかりが目に付いて、(幸せの)可能性が全く見えないんですね。

でも、まだ一方で結婚願望も相当強いという意識調査もありますが、これは婚姻制度として認知されているからそこに向かうしかないというある意味止むを得ないことなんですが、逆に、ここまでガタガタになった制度にしがみ付くこと自体が不自然で、現状の婚姻制度に換わる制度を作り上げていった方がよほど(可能性に向っての)活力が湧くことのように思います。

考えてみれば、先にあげた問題は一家庭では解決できない、いわば“社会問題”です。つまり、家庭を超えてみんなで解決していかなければならない課題です。であれば、本来の男女が充たし合える関係は?とか、子供を育てるのに最もよい場或いは環境は?という本質問題から考えていかなければ解決できない問題で、制度もそれと同じ位相の問題になります。

このブログの目指すところは、その本質問題を考えていくことなのです。
読んでくださっているみなさんも是非、大きな視点でのご意見感想をお寄せください。

余談ですが、上記現象に対する大学教授のコメントは、傍観者そのもので、本質も問題解決に繋なげようなどと全く考えていない。学者・政治家・マスコミの性質ですぐに目先or小手先の方針しかださない。だから社会はドンドンどんどん悪くなるばかり(リンク [1])・・・今我々素人が立上る :tikara: ときです。

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