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きょうだい間の殺人は増えているのだろうか?

バラバラ殺人事件に端を発し、肉親による犯行件数を
少年犯罪データベース 肉親に対する犯行 [1] より整理してみました。
(昭和3年から平成12年8月9日までがまとめられている。)

以下平成に入ってからの未成年者の親殺人件数( )内は未遂―きょうだい間殺人件数。
平成1年・・・5件
平成2年・・・3件―1件
平成3年・・・2件
平成4年・・・3件―(1)件
平成5年・・・4件
平成6年・・・5件―1件
平成7年・・・5件―1件(1)
平成8年・・・6件(1)―1件
平成9年・・・8件(2)―1件
平成10年・・・7件(1)―1件(1)
平成11年・・・1件
平成12年・・・5件

グラフ(1955年~1995年)によると
G-sonzokusatu.gif

尊属殺(父母、祖父母、または配偶者の父母、祖父母を殺害すること)検挙数は、
全体で、1973年頃から概ね50人前後で推移しているが、
1991年で35人、1995年で75人と増加している
未成年者は、1970年初頃から概ね5人前後で推移している。

しかし

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近親者による殺人・傷害が急増中 [2]
によると、1996~2005年できょうだい間殺人が3割増しの50件
上記と大きく異なる。
成人による、きょうだい間殺人が大部分を占めている(のであろう)。

50件と言えば、ほぼ毎週となる。だが毎週のようには、報道されていない。
報道されてるのは、年に1、2件あるかないか。

かなり偏った報道をしているということが解かる。
つまり、視聴率が上がる・マ・ス・コ・ミ・ネタだけを取り上げ引っ張るだけ、引っ張っている。
そして、必ず出てくる学者・評論家・教授etc。彼らのコメントには???が付く。答えになっていない。
中途半端な答えは、助長(連鎖)させているだけではないか?

下記きょうだい間の殺人のみを『少年犯罪データベース 肉親に対する犯行』から抜粋
きょうだい間殺人は、今にはじまったことではない。

平成10年(1998).6.〔中学生による殺人未遂事件〕
 中学3年生(15歳)は、テレビのチャンネル争いで実兄(高校生、17歳)と口論となり、椅子を投げつけられたことに立腹し、包丁で同人の腹部を刺し殺害しようとしたが、傷害を負わせるに止まりその目的を遂げなかった。

平成10年(1998).4.〔無職少年による実姉殺人、放火事件〕
 無職少年女子(18歳)は、日頃から恨んでいる実姉(会社員、20歳)を殺害。

平成9年(1997).12.17〔中3が姉殺害〕
 中学3年生(15)は、高校生の姉(17)が日頃から用事を言いつけることに対して不満をもっていた・・・偶然肘鉄を受けてカッとなり、首を絞めて殺害。

平成8年(1996).1.〔無職少年による実兄に対する傷害致死事件〕
 無職少年(17歳)は、金銭のやりとりをめぐって実兄(22歳)と口論となり、所携のカッターナイフで左大腿部を突き刺し出血多量により死に至らしめた。

平成7年(1995).10.〔女子高校生による傷害致死事件〕
 高校2年生女子(17歳)は、自宅で中学2年生(14歳)の実弟とファミコンゲームのことから喧嘩となり、果物ナイフで実弟の左胸を刺しショックにより死に至らしめた。

平成7年(1995).1.14〔18歳が母親と姉を殺人未遂〕
 無職少年(18)がハンマーで母親(51)と姉(20)の頭を何度も殴り、3週間と1週間の傷害を負わせ、殺人未遂で捕まった。ひとり暮らしを反対され激昂したもの。

平成6年(1994).3.11〔中3がいじめる兄殺害〕
 中学3年生(15)は、日頃から暴力を振るう無職の兄(17)に「何故、頼んでいた本を買って来ない」と言われたことに逆上し、ナタで背後からメッタ切にて殺害。

平成4年(1992).3.5〔女子高生が妹殺人〕
 女子高校生(16)は、中学1年生の妹(13)の陽気な性格をねたみ、包丁で刺して殺害。

平成2年(1990).1.24〔17歳が妹刺殺〕
 長男の無職少年(17)が小学6年生の長女(12)を殺害した。果物ナイフで妹の首を数回刺したもの。精神科に通院していた。

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