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時代はスピリチュアル?

>現在若い女性たちを中心にスピリチュアリズム、精神世界への関心が高まっているが< るいネット [1]より

少し前から、夜遅い時間帯に、占いか何かの変わった番組がやっているな と思っていたのですが、るいネットに上記投稿がありあれがスピリチュアルかと気が付きました。

以下、香山リカの「スピリチュアルにはまる人、はまらない人」から紹介します。こころの欠陥とは言い切れませんが、収束不全にある現代人の心の漂流現象と思われます。はまっている人は必ずしも多くないと思いますが、一見関係なさそうな「小泉ブーム」、あるいは「脳トレ・ブーム」等にも通底するものがあり、一般の人の心性も映している、と香山氏は考えているようです。

ぽちっとよろしくお願いします。

迷える彼らに対して、最近、強力な「救い」を与える人たちが現れ始めている。「スピリチュアリスト」「霊能者」と呼ばれる人たちだ。彼らはふつうの人の目には見えない世界を感じることができると言い、とくに死後の世界や前世の魂や守護霊と交信できることを特徴とする。

霊や神と対話できる「拝み屋」「イタコ」と呼ばれる霊媒師なら昔からいたじゃないか、という人もいるだろう。しかし、従来の霊媒師たちは一般社会からはそこか“特殊な人”という目で見られ、敬われたり畏れられたりしながらも、“怪しい人”“いかがわしい人”として敬遠されたりしていたはずだ。

ところが、現代のスピリチュアリストたちの多くは、そういうダークなイメージはほとんど持っていない。たとえば呼び方ひとつにしても、今のスピリチュアル・ブームを象徴する存在である江原啓之氏は、自らを「スピリチュアル・カウンセラー」と名乗っている。また、「宇宙生命」「宇宙の波動」を取り入れた人生指南書を多く執筆し、若い女性を中心に人気を呼んでいる佳川奈未氏の肩書きは、「リフレミングセラピスト」。「拝み屋さん」といったどこかいかがわしさを感じさせる名称とはかなり違う。「霊と話せる」と聞けば警戒していしまう人も、「カウンセラー」や「セラピスト」に会うのだと思えばそれほど怪しさを感じなくてすむはずだ。

いや、実際にはもう「怪しいか、怪しくないか」といった次元の話ではない。前述したスピリチュアル・カウンセラー江原啓之氏の場合、その著作の累計発行部数は700万部超。タレントの美輪明弘氏や国分太一氏と共演するテレビ番組「オーラの泉」は、午後11時15分からという遅い時間の放送にもかかわらず、視聴率が毎回10%を超えているが、これはこの時間としては驚異的な数字だと言われている。同じ時間の「ニュース23」は平均視聴率が6%台なので、それを考えると「オーラの泉」がいかに多くの人に見られているかがわかるはずだ。・・・・・・・・・(中略)・・・・・・

そして、ただ「面白いから明るく語る」と言う以上に、江原啓之氏らスピリチュアルなカウンセラーやセラピストのことばを信頼し、それを人生の指針として重要な決定をするような人たちも増えている。江原氏が直接、語りかける講演会には大勢の人が詰めかけ、涙を流しながら彼の話に耳を傾ける。そのことばによって自分の結婚や職業の選択を決定したりしているのだろう。

まさに時代はいま、スピリチュアルなのだ。
では、この「スピリチュアル」を生きる指針として受け入れる土壌は、どうやって生まれたのか。そのことを少し考えてみたい。

続きを読んだら、また報告します。

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