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いじめの現状とこども達の可能性

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11月15日の読売新聞に『無視や悪口など精神的いじめ「被害も加害も経験」4割…高校生6400人調査』 [1]
という記事が掲載されていました。

京都大大学院医学研究科木原雅子助教授と全国高等学校PTA連合会が、言葉で傷つけたり、無視したりする「精神的いじめ」について、全国の高校2年生約6400人を対象に アンケート を行い、14日に実態調査の結果を公表したとのことです。

被害経験は最も高かった小学生時代(現在高2故、5~10年前)で男子55・6%、女子62・7%に上る一方、「加害者、被害者の両方を経験した」が4割を超えているとのこと。

😮 ポチっと押してから続きを読んでね
   

以下要約

調査は北海道から九州まで9地区の公立高校各5校を抽出し、9月に無記名式アンケート実施。
「精神的いじめ」を「しつこいからかいや無視など不愉快になること」と定義。

調査結果:被害経験は小学生時点(男子55・6%、女子62・7%)
              中学生時点(同52・7%、同54・1%)
              高校(同38・0%、同29・5%)

低年齢ほど高率でいじめが常態化。

「加害者、被害者の両方を経験した」が4割を超えている。

被害者が次のいじめで加害者になる割合は、加害者などがさらにいじめる側になる割合に比べ、
 小学生時代で7~9倍、中学生で7倍、高校生で16~17倍

いじめられないためにいじめる「いじめの連鎖」がうかがえた。

携帯電話メールの頻度が1日41回以上の生徒は、5回以下の生徒に比べて男子で1・7倍、女子で1・4倍、加害の割合が高かった。
インターネットでも週10時間以上の場合、1時間以内の1・3倍(男子)~1・9倍(女子)。
時間が長くなるほど、いじめをする頻度が高かった。

いじめが輪番制になっている原因については、これ
対面では否定できないが、心底では否定しているため、たまたまその人のいないところで仲間(否定)共認が成立すればその人がいじめの対象となる。(参照:「信じられないミスをする」若者は、対面期待にしか反応してこなかったから!? [2]

また、いじめについての“現役”子供達から挙げられている生の意見を『類塾ネット』 [3]から紹介します。 是非読んでみてください :tikara:

■いじめの現象

『しらんぷりが生み出す悪循環』 [4]:高校生

『『無視』とは。』 [5]:小6

『いじめは、ちょっとしたことから。』 [6]:小6

『【一生懸命】は馬鹿』 [7]:中2

『一生懸命やったのに、なぜかなぁ?と。』 [8]:小6

『ウチも②!!そう思う↑↑』 [9]:中2

■いじめに対する感想

『いじめをしている人・いじめをされている人』 [10]:小6

『そういうのは「うわべだけ」の付き合いって言うんだよ!!』 [11]:中学生

『イジメってクラス内だけの問題?』 [12]:高校生

『うらやましがる気持ち』 [13]:中1

■いじめに対する解決策

『否定意識に同調しないこと!が大事では?』 [14]:?

『いじめをやめさせよう!はただイジメが止まっているだけ』 [15]:高校生

『るいネット』 [16]での答え
『“いじめをなくそう”ではなく“いじめに代る課題を”』 [17]:おじさん

政府や学者、マスコミなどは「いじめをなくそう!!」と言っていますが、“なぜいじめが起こるのか?”という原因分析や、“どうやって・・・”っていう『答え』を全然だせない!!けど、子供達の状況認識や分析、そして解決方針などものすごく可能性を感じますね!“当事者意識”の違いですね。

[18] [19] [20]