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エクソダス

文部科学省の「データからみる日本の教育(2005年)」に以下のデーターがありました。 一つは出身国別留学者数でなんと、中国からが 59,406人65.1%、北米からは1669人1.8%。 もう一つは日本人学生等の主な留学先留学者数でアメリカがダントツで46,810人59.9%。
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 そもそも日本人の留学者数は増えているのか?と思い、調べてみると

 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/007/03072201/002/005.pdf [1]

10年前からほぼ倍近い増加となっている。 アメリカ追従が問題になる中、アメリカは最大の留学受入国で、年間55万人の留学生を世界から受け入れている(そのうちの1割弱が日本から)。さて、この問題をどう考える?:shock: クリックしてから続きを読んでね

 

数年前「希望の国のエクソダス」という小説が話題となった。曰く「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが希望だけがない」とのことで、中学生が集団不登校を引き起こすというものである。上記の留学者数の増加傾向からいきなり「国外脱出」を問題化できるものではないでしょうけれど、少なくとも「国際感覚」「仕事に役立つ」などの理由で海外留学を果たす学生が年々増えているのは、やはり気にはなる。

豊かさを手に入れた日本は、目標も圧力(貧困)を失い、どうしたら良いか分からない状況。これまでの貧しい時代の制度と会わない人々の意識、本当は(制度や規範を)変えたいのに、そう簡単に「大人」は変えようとしない。いじめ、学級崩壊を何とか乗り越えて、入った大学は只の大きな「保育園」。授業にはまじめに出てはいるものの、それで良いとは何時までもたっても思えない。

そうした中で増える留学者、しかもその先が他でもない米国。米国で何を学ぶのか?小泉も竹中も安倍晋三も留学経験を持つ。いつの間にか「洗脳」されて…なんてことにならないとも限らない。

本当にこれで良いのか!?

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